国民年金や厚生年金と組み合わせる私的年金。
自分で積み立て運用し、60歳以降に受け取る。
正直、無茶苦茶ややこしい制度。ぶっちゃけ誰が得するのかさえわからない。
毎月12000円やってるけど、考えるのが面倒くさい。もっと頭を使わず生きていきたい。
私は加入できるかな?
加入できる人は、
- 自営業者
- 専業主ふ
- 国民年金を任意でやってる人
- 第2号被保険者(会社員や公務員)
私はサラリーマンなので加入できました。
いくら払うのかな? 掛金の上限
1・第1号被保険者(自営業者)・国民年金を任意でやってる人、
(68,000円/月)
2・第3号被保険者(専業主ふ)、
(23,000円/月)
3・公務員等共済加入者、
(12000円/月)
4・第2号被保険者(企業のひと)は、4つに分けられる。
4-1・会社に企業年金がない会社員
(23,000円/月)
4-2・企業型確定拠出年金のみに加入している会社員
(20,000円/月)
4-3・企業型確定拠出年金と確定給付企業年金に加入している会社員
(12,000円/月)
4-4・確定給付企業年金のみに加入している会社員
(12,000円/月)
→わたしは上限が12000円/月でした。4-4だと思われます。
何のためにするのかというと「公的年金だけで少ないから個人でお金を貯めておこう」ってことです。証券会社などで自分のお金を運用します。年金が目的なので60歳まではガチガチにホールドされます。
始めるためには口座開設
→運営管理機関にあたる金融機関・証券会社・保険会社を選ぶ必要があります。
〈証券会社で個人型確定拠出年金(iDeCo)口座開設の申込みをします。〉
その後国民年金基金連合会で審査があり、はれて運用開始です。
国民年金基金連合会に加入手数料(2829円)
国民年金基金連合会に毎月手数料(105円)などを自分で払います。
※自分で運用するので口座開設手数料、口座管理手数料や信託報酬とかも自分持ちです。移換したら移換手数料、給付の時は給付事務手数料、還付の時は還付事務手数料も自分持ち。
〈金融商品は自分で選びます。〉
金融機関によっては運営管理手数料無料もあります。
商品によって運用の結果が変わっていくので
取り扱う証券会社や商品は慎重に考えたいですね。
資産は増えるの?何がお得なのかな?
維持費がかかりそうだけど どこで得するのかな。
iDeCoは
- 運用益が非課税になることに加え、
- 掛金も全額所得控除となるという税制メリットがある
- 受け取り時各種控除がある
とにかく運用益あってこそのお得です。手数料などの維持費を上回る運用益を目指したいですね・・・頑張って利益をだそう!
私の掛金は、年14.4万円だからそれが所得控除されます。そして、60歳を過ぎたら受取りです。それまでは受け取れません。受取り時に税金がちゃんと取られます。控除額の優遇はあります。受取りは一括でうけとるか分割で受け取るかで控除額がかわります。
年金として受給:公的年金等控除(一括)
一時金として受給:退職所得控除(分割、維持費は必要)
結局お得なのかというと・・・
勤続年数や運用の結果がからんでさらに維持費もからんで …複雑過ぎて そこから出されたお得感がどれほどのものなのかは、私にはわからない。
何のためにするのかな?
気を取り直して、私が何のためにするのかを考えよう。
iDeCoをはじめたきっかけは、54歳の時に”年金が足りない”って噂があったので ならば足りない年金を個人で増やしておこうと思ったからだ。
将来60歳で退職し、65歳から基礎年金をもらうまでの間の5年間の収入にすれば、退職と同時に年金生活ができる。そうなると思って始めたのですが。
ん?
受給開始が満60歳なのは通算加入者等期間が10年以上でないといけないらしい。
私の場合、60歳の時加入期間がまだ6年だ。不適合者「意味ないジャーン」って心で叫ぶ。
通算加入者等期間 | 受給開始年齢 |
10年以上 | 満60歳 |
8年以上10年未満 | 満61歳 |
6年以上8年未満 | 満62歳 |
4年以上6年未満 | 満63歳 |
2年以上4年未満 | 満64歳 |
1カ月以上2年未満 | 満65歳 |
そもそも運用益で勝つことは大前提。ならば大勝ちする事に全力を使いたい。なんなら それだけでいい。
乱暴な結論で話を終わらせてしまいます!「もっと頭を使わずに生きていきたい!」
退職して専業主ふになりたい
そんな時のための手続きを書きます。
その①
退職の手続きの一つに「厚生年金を国民年金に切り替える」があります。加入者の情報の変更は、国民年金基金連合会への届け出が必要です。
証券会社のHPから必要書類を印刷して国民年金基金連合会へ郵送します。
必要書類:加入者被保険者種別変更届(第1号被保険者用)
手続き期間:1.5カ月程度
その②
さらに、現在iDeCoに加入している私は、企業年金(企業型確定拠出年金、厚生年金基金、確定給付企業年金)などの資産をiDeCoに資産として移すことができます。
※実は、自分の企業年金についてはどうなっているのか よくわからない。
必要書類:厚生年金基金・確定給付企業年金移換申出書
手続き期間:2カ月~3カ月程度
〈もしiDeCoの手続きを6ヶ月以上忘れてしまったら〉
もし6ヶ月以上手続きをしなかったら 資産は国民年金基金連合会に移されます。これを自動移換と言います。これによってかなり不利な状況になります。
- 移換されると運用がストップする。
- 自動移換の際の手数料(4,348円、2022年4月1日現在。以下同じ)、毎月の管理手数料(月額52円、年間624円)が個人別管理資産額より差し引かれ、個人別管理資産が目減りする。なお、自動移換された後に個人型年金に移換する場合には3,929円、再就職先の企業型年金に移換する場合には1,100円(この他、移換先で手数料がかかることがあります。)がかかる。
- 自動移換の状態である期間は、確定拠出年金の加入者等期間と見なされないため、老齢給付金の受給資格要件を満たせずに受給開始が遅くなることがある。
例えば女性の方が、出産や子育てで退職する時、企業年金をiDeCoに移せるシステムは便利です。
手続きは忘れずにしたいですよね。
iDeCoのいいところ
働いていた会社を辞めて主ふになったとしても企業年金をiDeCoに移せるのは便利です。
再び企業に就職するときも企業年金として移せます。(もちろん会社にもよります)
私が破産しても、iDeCoは差し押さえの対象にならない。
〈まとめ〉
人生に、結婚・子育て・病気などいろいろとお金が必要なイベントがある中で
60歳までガチガチにホールドされる年金のための投資がiDeCoです。
若い人には、もっと先にすべきことがあるように思えます。
生活に余裕があれば参加を考えてもいいかな。人生に余裕があるならしなくてもいいかな。
48歳で考えればいいのでは?(根拠は薄いけど)
厚労省が管轄。正しい情報は、厚労省で調べて下さい。
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